JCHOは全国に57病院ありますが、その病院が一同に会す学会が年に一度開催されます。今年の開催地は、杜の都仙台であり、秋も深まった時期で、紅葉がすばらしく眼の保養となりました。
また、牛タンやずんだ餅など、仙台の美食も味わってきました。少し学会の様子をお知らせいたします。
さて、当院からは10題と昨年度より6演題増やした発表でした。 さて、学会では1日目に懇親会が開催されます。そこでの料理や余興も楽しみの一つなのですが、今年は仙台青葉まつりの「仙台すずめ踊り」を披露してもらいました。そのお囃子に、当院から参加した職員は写真の扇子をもって、会場で踊りだしました。とても楽しかったのだと思います。いい思い出になりました。
●「母体の急変の感知に関する実態調査」(助産師 吉本真希子)
分娩後の産科異常出血の場面におけるスタッフの急変の感知について実態調査を行い、学会で発表しました。結果、呼吸数の観察・産科的管理における看護師の視点の強化、ショックインデックスについての再教育が必要という課題が明らかになりました。今後は、課題になった点について部署全体で実践力を強化していきます。
●「当院における長尺撮影の比較検討」(診療放射線技士 吉田憲一)
仙台市で行われたJCHO地域医療総合医学会に参加、研究発表しました。私は整形外科で行われている骨切り術の検査前後で撮影する下肢長尺撮影について、以前のIPシステムと昨年度4月から導入しているFPDシステムとの撮影の比較検討について研究発表しました。また、全国のJCHO職員の発表を聞く事ができ学びの多い機会となりました。
●「LBC標本の染色検討について」(臨床検査技士 白谷崇)
今回初めてJCHO学会に参加・発表を行いました。発表資料を作るにあたり、聞く人にいかにわかりやすく資料作成できるかが大切だということを学びました。また自身の仕事内容に関して改めて理解を深めることができ、今後の仕事に生かしていけるように努めたいと思います。
●「COVID-19陽性帝王切開術のシミュレーションの実施とその効果」(看護師 野方雅美)
手術室からは、「COVID-19陽性帝王切開術のシミュレーションの実施とその効果」というテーマで発表しました。日頃の取り組みを研究としてまとめることや、スライド作成などとても学びがありました。仙台では天候にも恵まれ、参加者も多く大変活気のあるものでした。今回の学びを今後に活かしていこうと思います。
看護部 古賀敦子