天草中央総合病院附属介護老人保健施設
理学療法士 山畑 公弘
私が老健に入職し、はや16年が立ちました。これまでに通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、入所リハビリテーションと老健で経験できるリハビリのすべてを経験しました。また、いつの間にか天草ブロックの理学療法士協会の活動に誘われ、執行部員となり、あれよあれよと2年間ブロック長になりました。 理学療法士協会の活動を簡単に紹介しますと、今年の3月時点で熊本県下に会員が3000名以上在籍しており、毎年増続けております。
また県下10ブロックに分かれており、天草ブロック独自に理学療法士向けの研修会、公益活動としての市民向けセミナーの開催、天草市から依頼を受けて地域ケア会議への理学療法士の派遣などを主な活動として行っています。コロナ禍であっても理学療法士協会の活動は続いており、熊本県下でも特に活動が活発なブロックとして知られています。
初めての学会発表は全老健の名古屋で、認知症のリハビリに関しての調査を行いました。その後、施設長の学会発表を進める音頭もあり、これまで6回の発表の経験に恵まれました。同じJCHOグループであれば初めてお会いした方であっても妙に親近感が湧いてきたり、類似の内容の発表者と意気投合することもありました。また、ポスター発表では読むスライドの順番を間違えた苦い経験もありました。勿論、発表後の反省会と称したお食事会も学会の醍醐味の1つでした。今回、りんどう賞の受賞の理由は上記の理学療法士協会の活動と学会発表の2点を評価していただいたことによります。
今夏、子供たちは目をギラギラさせて暑い中でも昆虫を捕まえました。同じ目線で私も虫取り網を振っているのですが、大人が先にバテてしまいます。子育ては親育てとも言うとおり、仕事も子供が背中を見ていると思って取り組みたいと思います。 まだまだ理学療法士人生は長いのでギラギラまではいきませんが、また新たなチャレンジができればと思っています。