令和7年6月12日(木)ホテルアレグリアガーデンズ天草にて、第6回JCHO天草中央総合病院医療連携フォーラムを開催致しました。
当日は28施設から医師、その他医療従事者など総勢約120名のご参加をいただきました。地域の関係医療機関の皆さまと顔が見える連携を図るため、2018年より開催しております医療連携フォーラムも今回で6回目となりました。皆さまのおかげをもちまして、大変盛況のうちに会を終えることができましたこと感謝申し上げます。
第1部では、福本医院 福本健太郎先生を座長にお迎えし、進行をしていただきました。講演①放射線科 森口直哉医師による「救急疾患の単純CT」では、胸部CT・頭部CT・腹部CT・外傷についてそれぞれ注意して確認が必要な箇所について話されました。画像診断では複数の断面・条件で確認することで、早急な治療に結び付くことが分かりました。
講演②産婦人科 島田清史郎医師による「妊娠経過に異常を認めず分娩経過中に急激な血圧上昇とともに子癇を発症した症例」では、当院での実際の症例をもとに話をされました。妊娠経過においてリスク因子が少ない症例でも急激な血圧の上昇とともに子癇を発生する可能性があること。さまざまな要因でPRES(可逆性後頭葉白質脳症)を発症する可能性があり、多診療科、多職種が病態や対応について把握し、連携する必要があるとまとめられました。
第2部情報交換会にも多くの先生方、医療従事者の方にご参加いただき、私共にとりましても大変得るところの大きい会となりました。当日皆さまからいただいた様々なご意見を踏まえて、当院の今後の取り組みに繋げていきたいと思います。また11月にフォーラムの開催を予定しておりますので、日程や詳細が決まり次第ご案内させていただきます。
地域医療連携室 福田 心