3階病棟看護師長 川本ますみ
3階病棟は外科・歯科口腔外科・整形外科50床と地域包括病床10床の混合病棟です。
外科の主な疾患は乳癌、消化器系・胆・肝・膵系疾患等です。癌の治療は医師・薬剤師・外来がん認定看護師がチームとなって入院前から対応しています。加えて、栄養士やリハビリ・緩和ケアチーム・連携室看護師やソーシャルワーカー・訪問看護師も一緒に患者様の個々の状況に応じて対応しています。また、退院後も患者様への支援が途中で切れないように心がけて、看護サマリーを外来へ渡し、申し送りをしています。
また、当病棟には、当院の強みの一つである歯科・口腔外科の患者さんが入院されます。癌の患者様のみならず、私たちにとって口腔内の環境は良好に保つことが身体の状態をよりよく保つ頃につながる重要な診療科です。主な疾患は出血リスクの高い抜歯や口腔内の炎症・顎の骨折、口腔内腫瘍等の入院治療をしています。
さらに、整形外科においては、手術件数が2020年より増加しており、大腿骨骨折、変形性膝関節症、変形性股関節症、半月板損傷、胸腰椎圧迫骨折等、骨折の手術から慢性期のリハビリまでの患者様の援助や看護を実施しています。天草島内で手術・リハビリ・在宅へと完結できるようになり、地域貢献になっていると考えます。
地域包括病床は病気治療後に在宅復帰できる患者様が主な対象で、最長60日の入院が可能です。様々な疾患の患者様が入院されており、在宅復帰に向けて他職種チームで援助しています。
患者様の高齢化が進み、認知症の患者様も多く、対応が難しいことが増えていますが、看護師は認知症研修に参加して知識の更新をして看護を実施してまいります。また、患者様の早期退院を目指し、他職種と協力しながら今後も援助してまいります。