第3回JCHO天草中央総合病院医療連携フォーラムを開催しました

 11月29日水曜日19時からホテルアレグリアガーデンズ天草にて第3回JCHO天草中央総合病院医療連携フォーラムを開催しました。このフォーラムは、天草地域の関係医療機関等との連携を深めるために2018年より開催しており、2019年6月に第2回を開催しましたが、その後コロナウイルスの流行があり、4年ぶりの開催となりました。今回は35施設から74名の医師、医療技術職、看護師、介護支援専門員など多職種の皆様の参加がありました。

 第1部では整形外科 斧出大紀医師による「整形外科の現状と二次骨折予防継続管理料を導入して」の講演では、整形外科外来の診療状況と手術内容についての報告と骨粗鬆症に対する取り組み内容について報告があり、地域のかかりつけの先生方とさらに連携を強化していきたいとの思いを述べられました。

 次に内科医長の小松太陽医師による「最新の肺癌治療-当院の現状を踏まえて-」の講演では、患者さんごとに最適な治療は違うため、薬剤の組み合わせも主治医の腕の見せ所であること。当院の肺癌治療では高齢患者さんが多く、6割以上が75歳以上であること。診断・治療をスムーズに行うために、当院の気管支鏡検査ができそうな症例は、初診から1~2週間以内には生検できるように心がけており、他の検査法の方が望ましいと思われる症例は、早めに熊本市内の医療機関に紹介している。他施設で診断していただいた患者さんも、その後に当院で治療を開始するケースが多いと話されました。

 第2部の情報交換会では、参加された多職種の皆様と当院の職員とで、食事をしながら親睦を深めることができました。4年ぶりに皆様と顔を合わせることができ、とても楽しい時間を共有することができたことを多変喜ばしく思っております。  来年度も開催を予定しておりますので、ぜひ皆様の参加をお待ちしております。

地域医療連携室 福田 心