病院機能評価準備委員会 城下 勝孝
2023年7月25日、26日に病院機能評価の認定更新を受審しました。本来は2022年受審予定でしたが新型コロナの影響で1年延期されていました。そもそも病院機能評価とは、一部抜粋しますが「組織横断的な質改善活動を支援するツール」とあり、機構が目指していることとして「医療の質向上への意識化、行動化」とあります。
受審して、〈医療の質の向上と標準化〉〈客観的な評価〉が重要なポイントと感じました。
例えば、よく見られることとして「救急カートが設置場所によって中身の配置が違う」「病棟や診療科単位で使用する計画書や同意書があり複数存在する」などです。これらは全て現場の都合(使いやすさ)が優先されてしまうことによる結果ですが、客観的な評価がされると「救急カートは誰が使用するにしても、同じ配置で戸惑わないようにする」「使用する計画書や同意書は統一され、誰でも対応できる」となってきます。
また、医療の進歩やガイドラインの改訂など思ったより進化の速度が速まっており、それらを医療の標準化と質向上とを確認していくツールとして使用できます。
終わりに今年度からJCHOグループとして57病院に対して受審できるよう応援体制が整備されました。当院でも継続的に病院機能評価を受審し、今後も病院の質改善に取り組んでいきます。