1月30日に令和5年度第2回医療安全職員研修会を行いました。テーマは「抗リウマチ薬、アラート機能について」と「窒息予防について」でした。まず、薬剤部からは適切な管理を要する薬剤について説明があり、そして日本医療機能評価機構の安全情報から、「抗リウマチ剤(メトトレキサート)の過剰投与に伴う骨髄抑制について」と、「アラートが機能しなかったことによるアレルギーがある薬剤の投与について」の講義がありました。私たちは、適切な管理を要する薬剤、麻薬、毒薬、向精神薬の管理方法は徹底する事と、メトトレキサートは服用曜日が決まっているため、それ以外の日は服用しないこと、電子カルテの適切なアラート機能を使用するためには、テキスト入力は極力使用しないことを学びました。
そして医療安全管理室からは「窒息予防について」でした。厚生労働省の人口動態調査(令和3年)によると、不慮の窒息による年間の死亡者は7989人にのぼり、不慮の事故死の第2位で、交通事故による死亡者が減少の一途をたどっているのに対して、窒息による死亡者は高止まりをしており、公衆衛生上の大きな課題であることを知り、窒息予防のために食事のポイントや窒息時の対応の講義を行いました。 この研修は全職員が参加することとなっており、当日参加でできなかった職員は録画ビデオを視聴してもらうことにしています。
医療安全管理室 山本 美智子