診療・各部門
特徴
消化器系の疾患は、食道から大腸まで含め多種多様であり、三大疾病の一つとされる悪性疾患(癌)の早期発見は重要です。
その早期発見のために内視鏡を用いて、胃や大腸を直接観察し、診断するという検査を担当している部署が胃腸センターです。
消化器系に限らず、気管支や胆道など含めた検査も行い、さらに診断のみのとどまらず、胃の粘膜癌や、大腸ポリープに対しては治療も行っています。
複雑なファイバースコープや処置具からの感染防止のために最新の洗浄装置を使用し、看護師も知識を技術を高めながら、安全な検査を実施しています。
内視鏡技師免許を取得した看護師が勤務しています。
主な検査と治療
- 上部・下部消化管内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
- 気管支鏡
- 内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)
- 内視鏡下ポリープ切除術
- 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 胃ろう造設術(PEG)
- 食道拡張術
- 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
- 異物摘出術
- 内視鏡的止血術
- 食道、胃、大腸ステント術
- 経皮的胆管ドレナージ(PTCD)
- 注腸透視
- イレウス管挿入 など
検査内容
胃カメラの場合
- 前日夜9時以降は欠食です。
- 喉の麻酔を行います。希望により安定剤を注射として使用します。安定剤使用の場合は、胃腸センターで暫く休んでもらい、車等、運転は2時間ほど控えていただきます。
- 検査結果は当日検査終了後に聞いて帰ります。組織検査をした場合は、外来の予約をして帰ります。
大腸カメラの場合
- 午前中から全処置(腸管洗浄剤の飲用)をします。
- 排便がなくなり、腸管に残渣がなくなってから検査をします。
- 検査開始前に点滴をし、検査室に移動後、検査直前に痛み止めをします。
- 当院では、日帰りの検査ですが、状況に応じて入院になる場合もあります。
- 前日からの検査入院もしています。