診療・各部門
当院栄養管理室は病院3名、併設老健1名の管理栄養士によって構成されており、個々にあった栄養管理を行い栄養状態の改善をはかれるよう、各病棟には専任の管理栄養士を配置しております。
栄養指導
栄養(食事)指導が必要とされる患者様には疾患に合わせた個別の栄養指導を実施しております。
- 入院時栄養指導・退院時栄養指導
- 外来栄養指導・母親教室
栄養サポートチーム
当院では栄養サポートチーム加算を算定しておりますので栄養障害を生じている患者様、又は栄養障害を生じるリスクの高い患者様に対して、医師、看護師、薬剤師及び管理栄養士など多職種からなるチームを編成し、栄養状態の改善への取り組みを行っております。
管理栄養士養成(実習)のご案内
当院では次代を担う管理栄養士を目指す学生の養成に力をいれており、年間2組の受入れしかできませんが当院の管理栄養士がマンツーマンで教育しています。もちろん各学校のカリキュラムに沿ったプログラムに準じて実習していますので希望される場合は早目の申し込みをお勧めします。
※実習生の声
熊本県立大学環境共生学部環境共生学科
食健康環境学専攻三年
植田 凛
この度は新型コロナウイルスが流行しているという厳しい状況の中、実習生として受け入れて下さりありがとうございました。今回の実習では、学校の授業では見ることのできない栄養指導の様子や実際の症例などを見学させていただきとても良い経験になりました。外来栄養指導では時間が限られている中で有意義な栄養指導を行うためには、事前に患者さんに関する情報収集をしておく必要があると感じました。栄養指導をするうえで、生活習慣病などの疾患について理解しておき、話を聞きながらどこが改善できるのかを考え、一人一人にあった指導を行うことが大切であることを学びました。回診では医師の先生や看護師の方たちと患者さんのところを回り、患者さんの様子を実際に見ながら最適な栄養方法について話し合い、決定されていました。患者さんが病気を早く治すためには食事を食べて栄養をしっかりとってもらうことが重要であり、そのためには食形態を変更する、食事の量が不十分な時には栄養補助食品を付けるなどの工夫が必要だと感じました。回診や栄養指導を見学させていただく中で、現場でしか学ぶことのできない栄養指導の仕方や他職種との連携などを学ぶことができ、大変貴重な経験をさせて頂きました。栄養管理室の先生方をはじめ、ご指導してくださった先生方、2週間という短い時間でしたが本当にありがとうございました。
別府大学 食物栄養学部 食物栄養学科
松本拓人
コロナウイルス感染症が流行している中、臨地実習を受け入れて下さりありがとうございました。今回の実習では患者様へ実際に栄養指導をされている現場や病棟で患者様と先生が実際にコミュニケーションをとられている現場を見学させていただきました。そこで、栄養指導において管理栄養士が病気についてしっかり理解しておくことは勿論ですが、それを患者様にわかりやすくお伝えするために知識をかみ砕くことで食生活改善を促すことができるということを知ることができました。患者様のために食事という面から病状改善のためのアプローチを限られた時間で真剣に行われているということが分かりました。学校で行う授業では、知ることのできない患者様への接し方、栄養指導をする上で重要なスキルというものが管理栄養士になるものには必要であるということを実感できる貴重な体験となりました。天草中央総合病院の栄養管理室の皆様、お忙しい中ご指導していただいた先生方、ご協力くださった患者様、多くの経験をさせていただきありがとうございました。