看護専門職の職能団体である(社団法人)日本看護協会は、高度化・専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質向上を目的に、看護界の総意で資格認定制度を発足させました。 認定看護師とは:6ヶ月の認定看護師育成課程修了者で、日本看護協会認定看護師審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術や知識を用いて、水準の高い看護実践のできる者をいいます。 当院では現在までに、がん化学療法看護、緩和ケア、がん性疼痛看護、感染管理、がん放射線療法看護認定看護師が誕生し、看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果すべく活動を行っております。
がん化学療法看護認定看護師
須﨑 了子
がん化学療法は、がんの早期から終末期まであらゆるがん腫に対して行われます。そのため、がん化学療法を受ける患者様やご家族が、安心し納得のうえ治療を受けることを決定し、自分らしい生活と両立させて治療が受けられるよう、患者様やご家族と共に考え、また医師や薬剤師と連携を図りチーム医療で支援していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
緩和ケア認定看護師
川上 ゆみ
がんと診断された時から、患者様とご家族の苦悩は計り知れないものがあると感じています。がんによる痛みやご家族の苦悩に寄り添いながら、専門的知識と技術に基づき全人的ケアを提供します。全人的ケアとは、痛みなどの身体的痛み、不安などの精神的痛み、仕事や家族などの社会的痛みに対してのケアのことをいいます。 がんとともに生きる方のサポートをさせていただきながら、人としての尊厳や命の尊さを日々学んでいます。
がん性疼痛看護認定看護師
宮川 まゆみ
痛みとは、常に本人にしか感じられない主観的な症状であり、患者様の日常生活に様々な影響を与えます。そのような患者様の痛みを軽減する為に鎮痛剤の効果を評価し、緩和できるような援助を行います。がん患者様や家族がその人らしい生活が送れるように他の医療スタッフとともに援助していきたいと思います。
感染管理看護認定看護師
荒木 直美
現在の医療現場において、良質で安全な医療を提供するための一つに、医療関連感染の防止が挙げられます。私は、感染管理の目的である、患者及びそのご家族様、医療従事者など、病院内のすべての人を感染から守ることを念頭に置き、日々の業務に取り組んでいます。感染対策は組織的な取り組みが必要です。病院内の各部門や職種と協力しながら感染対策を実施し、患者様に安全な医療を提供していきたいと思っています。
認定看護師会
月に一度「認定看護師会」を開催し、それぞれの分野ごとの活動報告や意見交換を行いながら、認定看護師同士がお互いに連携を取り合い、リソースナースとして活動しやすい環境作りに取り組んでいます。