通所リハビリテーション
リハビリテーション会議
リハビリテーション会議とは要介護の利用者様に対して関わるすべてのスタッフ、ケアマネージャ、事業所、本人、家族に対して医師からリハビリテーションの内容や支援の方針に関して説明と同意を行い、在宅生活をどのように支えていくのかのイメージを共有する場です。
対象はリハビリテーションマネジメントⅡを算定する利用者様で、利用開始から半年は月に1回、その後は3ヶ月に1回のペースでの開催となります。
当施設では矢野医師が中心となり、支援の方針・リハビリの概要について説明します。以前は実際にリハビリを目にすることの少なかったご家族やケアマネージャに理学療法士や作業療法士が行うリハビリの見学や、介助方法の助言を行うなど、より自宅生活を見据えた形でのリハビリテーションの提供を行っていきます。
短期集中個別リハビリテーション
利用者様の希望を下に、自宅での生活が充実し、いきがいを持って生活できるよう、理学療法士、作業療法士と共に個別でのリハビリテーションを行います。
基本動作能力の獲得と改善:寝返りや起き上がり、立ち上がり動作がスムーズに出来るよう動作練習や姿勢の矯正、また痛みの改善等を図ります。歩行練習:自分の足で以前よりも上手にまた、今の歩行能力が維持できるようにまた楽に歩くことができるよう支援を行います。必要に応じて杖や歩行器の提案、また住環境整備も行います。
ADL練習:自宅生活をより良く過ごすことができるよう、更衣動作やトイレ動作、屋外移動、入浴動作の状態を確認し、必要に応じて練習を行います。また必要に応じて自宅訪問を行います。
認知症短期集中リハビリテーション
認知症もしくは認知症疑いの方に認知症の進行予防のためや認知症の方がよりよく生活できるようにリハビリテーションを通して関わっていきます。 認知症の進行予防や精神安定のために難易度をそれぞれに設定した作業活動(手芸や園芸など)や脳トレ(計算やパズルなど)、昔のことを思い出していただく回想療法などを行い、脳に刺激を与え達成感や喜びを感じうつ症状や徘徊などの認知症の周辺症状の軽減につなげていきます。小集団での作業活動では季節を感じたり、他者との交流し協力をしながら活動することができます。 また、有酸素運動も認知症予防に有効だと言われています。運動を通して楽しさや達成感を持てるようその方の身体レベルにあった負担の少ない体操や手先を使う作業活動を取り入れていきます。
生活行為向上リハビリテーション
日常生活動作や活動・社会への参加になど自宅生活に重きを置き、利用開始から6ヶ月を目安として通所リハビリの卒業を目指します。その後は地域の通所介護やサロン、公民館活動、サークル活動、ボランティア活動等に移行を視野に入れています。