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JICA研修を終えて

去る12月9日・10日に当院で、国際協力機構JICAの研修が行われました。本研修は、国立病院機構熊本医療センターの感染症内科部長小野宏先生がコースリーダーを務める「重症感染症などのアウトブレイク対応強化のための実地疫学」研修で、アフリカ諸国(コンゴ、ガボン、ガーナ、ケニア、リベリア、ナイジェリア、ウガンダ、ザンビア)および中国の感染症専門家11名に対して行われました。ご存じのように、アフリカでは、エボラ出血熱など致死的な感染症が流行し、多くの人々が苦しんでいます。このような感染症をいかにコントロールしていくかを学んでいく研修です。本研修は、11月18日に東京で始まり、最後の2日間が天草で行われました。

今我が国では、ダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とよばれる感染症が問題となっています。この病気は8年前に中国で報告されましたが、その後我が国でも西日本で患者が発生していることが分かりました。この病気にかかると、高熱・嘔吐・下痢・出血などの症状がみられ、有効な治療はなく、死亡率が30%にも及ぶ怖い病気です。熊本県内では過去6年間で15名の患者さんが発生し、そのうちの6名が天草地域から発生しています。天草が熊本県内で最も多い地域となっていますが、これは野山が多く、イノシシやタヌキなど野生動物が多く生息していることが関係していると考えられます。そこで、本研修では、研修生の方々に、天草のSFTSの状況を説明した後、天草がSFTSを克服するためには、どのような手段があるかを議論していただきました。その結果、住民にダニから身を守る啓発活動を積極的に行うべきであるとか、野生動物が居住地域へ入らないように緩衝地帯を設けるなどの方策が示されました。これらの方策は、他の感染症にも共通するものが多く、彼らが国に帰ってから必ず役に立つものでしょう。さらに、私は行政機関と協力して、今回検討された方策を推し進めていきたいと思います。

院長と研修生                    国立病院機構熊本医療センター 小野 宏先生

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熊本県保健環境科学研究所 松本 俊一先生

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